元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

はじめまして、公務員を辞めました

2020年7月 36歳の夏、公務員を辞めました。

子どものころから、ずっーと続けてきた【優等生】な自分をやめて、

自分の気持ちに正直に生きたいと思って。


2021年1月 わたしのココロがワクワクすることをして生きていきたいと

動き始めることにしました。

いいトコロもわるいトコロも自分自身を見つめ直して、

自分が持っているモノを活かして、生きていきたいと思って。


長くなりますが、そんな私のハナシです。

 

* * *

 

わたしには、3人のこどもがいます。

小4の長女、3歳の次女、1歳の長男の3人。

 

そんなわたしは、35年以上【優等生】を続けてきてしまい、

長年生きづらさを抱えていました。

そんなわたしを救ってくれたのは、小4の長女でした。

 

長女はちいさいころからのんびりマイペースな子でした。

お目めぱっちりで可愛くて、愛嬌たっぷりで、

人懐っこくて、勝気で。

家に帰ると、廊下や階段の踊り場にごろんと寝転んで、

ぼーっと考えごとをしているような子でした。

保育園の先生と、

『今日、娘ちゃん、みんなで絵本読むときに集まらずに、

 教室の隅に寝そべって、

 にやっとして、みんなを眺めてたんですよ~笑』

『えぇ~!?すみません~!笑』

というやりとりをしたこともありました。

単純に、面白い子だなぁと思っていました。

 

当時のわたしの子育ては、おままごと感覚で、

真剣に子育てを考えるようになったこの数年以前は、

ただただ、のびのび元気に育てばいいとだけ思っていました。

 

それなのに、小学校に通うようになって、

ありのままでいいと思いながら、

娘の粗ばかり気になっていました。

 

宿題が進まない。

てきぱきできない。

忘れ物ばかり。

 

どれもちいさいころのことを思えば、

まぁそうだよねー!ってことばかりだったのに。

わたしが、口出し手出し。手取り足取り。

ありのままの娘を

先生が、世間が認めてくれるような

違う誰かに仕上げて、

学校に出そうとしていました。

 

今、娘は学校に通っていません。

不登校です。

 

ただ、

今は、明るく、元気に不登校しています。

フリースクールで来る日も来る日も朝から夕方まで遊び倒しています。

遊びの中で、学びを深めています。

 

ここまで思い切れるまでに、わたしの中では、

たくさんの葛藤がありました。

 

でも、今は、

不登校という道を選んだ娘を心から尊重しています。

そして、娘の無限大の可能性を信じています。

 

* * *

 

以前のわたしは、やりたくもない仕事を優先して、

時間に追われて生活していました。

子どものことが大切だったはずなのに、

わたしは子どもにかけてやる時間も手間も、

ほとんど省いて育ててしまいました。

わたしは、何の信念もなく、特に何も選択せず、

ただ、娘が「自分がどうしたいか」に忠実に生きてくれただけでした。

  

そんな娘がいたから、わたしは

自分の価値観以外の価値観に目を広げることができました。

この世の中には、いろいろな人がいることを心の底から納得できました。

いろいろな生き方があると信じることができました。

何より、わたし自身の良いところも悪いところも、

やっと心から認めることができました。

 

子どもたちには、

自分自身が心からやりたいと思うことをして、

自分自身で人生を選び取って、

どんな自分も自分だと認めて、

心からしあわせだと思える人生を歩いてほしい。

 

2020年、我慢して生きる人生を

まずは、わたしがやめました。

自分で自分の人生を選び直すことにしました。

どんな子育てがしたいかを選び直すことにしました。

 

これからは、わたしが、

自分自身が心からワクワクすることをして生きていこう。

人生を自分の手で選び取っていこう。

 

今、心からそう思っています。

 

つづく