元優等生のRe:スタートものがたり

元優等生の30代後半までの葛藤と、人生のRe:スタートを決意したその後の日々や想いを綴っています。

さんすう教室を始めました

\かつて子どもだった大人たちへ/

 

こんにちは

ひみつ基地Jya-Jyaの大瀬 優子です。

 

2021年春、

鹿児島県曽於市『財部町』に

みんなのひみつ基地Jya-Jyaをつくろうと思い立ちました。

 

まだまだ、手付かずのボロ牛小屋だけど、

来てくれる 大人 も 子ども も

「自分らしく」「好きなことをして」過ごせる場所になったらな。

そして、そんな場所がこの世界に広がっていったらな。

 

そんなふうに思っています。

 

わたしが家族と一緒にひみつ基地をつくり始めた経緯が

キニナル方はコチラから↓

はじめまして、公務員を辞めました  

 

* * * 

 

 

さて、ひみつ基地Jya-Jyaの場所を利用して、

さんすう教室を始めることにしましたっ!

 

「ひみつ基地Jya-Jya」と「さんすう教室」

一見すると繋がっていないようですが、

わたしの思いは通じていて、そのあたりを書き留めておこうと思います。

 

* * *

 

さんすう教室では「どんぐり問題」という教材を扱うのですが、

「どんぐり問題」という存在には、

不登校の小6長女が福岡で通っていたフリースクールで出会いました。

 

娘がフリースクールでずっと取り組んでいたので、

移住後の不登校の娘の居場所や学びをどうしていくか考えている中で、

移住しても娘に継続させたいと思い、

移住前からわたしが指導者の養成講座を受講していました。

 

「どんぐり問題」は

良質な算数文章問題を絵を描きながら解いていくもので、

移住後、娘と一緒にこの問題に取り組んでいますが、

それを重ねれば重ねるほど、

この学習方法には本当にたくさんの良さを感じています。

 

その中でも、わたしが一番いいなぁと思っているのは、

この学習方法で大切にしているのが、

最終的な「答え」ではなく、その「過程」だという点です。

「答え」は間違ってもいいんです。

間違っても、時間を置いて、また解き直せばいい。

 

算数文章問題を

「いかに楽しんで描くか」その過程が大切なのです。

そこにフォーカスした学習方法だということに

深い深い魅力があるなって思っています。

 

人生と似てるな!って。

 

* * *

 

わたしは、大人も子どもも、

特にこれからの時代は、

「人生を楽しむ力」が何より大切だと思います。

 

どんな状況も楽しむことができる力があれば無敵だからです。

 

人生ってずーっと答えが出るときってありませんよね。

あるとすれば、死ぬときでしょうか。

いつだって、通過点です。

生きていく上で大切なことは「正解」を見つけることではないと、

わたし自身の経験を通じて強く思います。

世間一般でどんなに立派だと言われる道を歩んでも、

その本人が「幸せ」だと、「生きてるって楽しい」と

思えなければ、意味は無いのです。

どんなに辛くても、失敗しても、

自分のやりたいことに向かっているその過程なのだとしたら、

それも楽しんでしまえるのです。

 

だからこそ、子ども時代に経験した方がいいのは、

たくさんの体験や、自然の中で工夫して遊ぶことだと確信しています。

それぞれの経験は、

そのときには明快な目的がなくても、うまくいかなくても、

見て、聞いて、匂って、感じたことが後々たくさんのことに生きてきます。

そして、

そのことを純粋に楽しんで、色々なことを身につけるられるのは

子ども時代だからこそできることなんです。

 

答えよりも「いかに楽しんで描くか」を大切にしているこの学習方法は

わたしの確信と共通していることがたくさんあると強く感じ、

この学習方法体験を活かしたさんすう教室を開講しようと思ったわけです。

 

* * *

 

今の学校を中心とした教育は、まだまだ

「正解」を効率的に「早く」得ることが求められています。

 

わたしたち大人もずっとそういう教育を受けてきました。

「間違ったこと」にバツをつけられ、

「寄り道」「脇道」「遠回り」を許されずに。

 

そして、わたしはずっと

「正解」を「最短距離」で求める人生を歩んできました。

 

でも、わたしは今、新しく自分の人生を生きていて、

「失敗」するからこそ、それで失敗することがわかることも

「遠回り」することで見えることがあることもよくわかります。

そして、「早く」「成功」するよりも、

「失敗」や「遠回り」の方が、自分に力になっていると強く実感しています。

 

それでも、時々、

長い時間を経て身につけた「正解」を「早く」得ようとする癖が

ひょこっと顔を出して、

やる前に「失敗」や「遠回り」を

不安に思ったり、煩わしく思ったりしてしまいます。

でも、この「失敗」や「遠回り」自体をもっと楽しめたら、

もっともっと人生は豊かになるだろうなぁと今、思っています。

そして、これはわたし自身が

「失敗」や「遠回り」を経ていく上で

「失敗しても」「遠回りでも」最終的にはどこかにたどり着くという

小さな「成功体験」を重ねていきながら、

少しずつですが、そのこと自体を楽しめるようになりつつあるなと感じています。

 

このことを子ども時代に少しずつ重ねていたら、

もっともっともーっと人生を楽しめていたのかもと思うと、

すごく悔しい気持ちも湧いてきますが、

でも、そのことに気づいていいるのも、今までがあったから。

 

そのことを誰よりも強く思っているわたしが、

せっかく学んだことを、我が子だけでなく、

多くの子どもたちに広めていけたらな。

 

* * *

 

今回、さんすう教室を始めるにあたって、

自分の気持ちや考えを整理する中で、

わたしがこれからの人生をかけてやりたいと思うことが

少し明確になってきました。

 

今、わたしが強く思っていること、

わたしたちは、子ども時代に受けた教育によって形成されてきましたが、

そのことによって、得た価値観で、

自分で自分の人生に制限をかけていることが

たくさんあるのではないかということです。

わたしはわたしの特性上、その影響を多く受けてきたと思いますが、

今の学校教育現場ではその傾向が

わたしたちが子どものときよりもより強くなっています。

長年に渡って、刷り込まれた価値観はなかなか抜けることはありません。

 

本当は頑張らなくても、我慢しなくても、

自分らしく、気持ちよく生きていく術を

わたしたちは持って生まれてきているはずなのに、

学校教育で◯マルをもらえないばかりに、

そこを否定して生きていかざるを得ない状況があるのではないかということです。

 

学校で良いとされていることは、世の中の全てではありません。

そんなことは大人はみんな実感としてわかっているはずなのに、

学校では、ある一定の価値観だけを良いものとしています。

人間形成がなされる成長期間、

9年にも及ぶ長い長い義務教育の中で、

その価値観に沿わない子どもに

(頑張ってその価値観に沿っているこどもにも)

どれだけの影響があるか・・・

 

その価値観に沿えるように、

頑張らないと、我慢しないと、

良い未来はやってこないと思わせるような教育でいいのかと

怒りにも似た強い気持ちがわたしにはあります。

 

わたしは、これから生きていく中で

「みんなの人生をそれぞれの手の中に戻す!」

そんな社会にしていきたいと強く思っています。

 

そのために

まずは、わたしが自分の人生を生きる!

 

そして、自分の人生を楽しんでいる人が集まる場所を作る!

 

そして、自分の人生を歩めるよう子どもたちをサポートしていく!

 

かつて子どもだった大人たちも

未来の大人である"今”を生きる子どもたちも

人生を大いに楽しめるよう、

わたしができることをやりながら、楽しみながら、

より良い社会になるよう、進んでいきたいなと思っています。

 

* * *

 

さんすう教室のインスタも始めています。

よければ覗いてみてくださいね↓↓↓

https://instagram.com/kopoli_math?igshid=YmMyMTA2M2Y=